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映画「王手」 二戦目・・・

関東地方・・秋の長雨・・です。

映画「王手」二回目観ました。
なかなか面白いのです、この映画。

将棋界とか奨励会そして市井の将棋道場などの様子が
わかりやすく強調されて面白く描かれています。
まずちょいと笑えるところがありながら
全体には緊張感と虚無感が漂っています。
赤井秀和氏の演技が巧くはないけれど味があるので
引き込まれます。

大阪新世界の真剣士・・将棋指し・・。
NHKドキュメンタリー「新日本紀行」でも取り上げられた世界です。
阪本順治監督作品・・・・。,
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映画「二人日和」

映画「二人日和」を観ました。
これは素晴らしい作品でした。傑作といってよいのでは・・
落涙しますね・・・この作品は・・・。

しみじみと美しい心のやり取りと、京都の町屋の静謐な佇まい・・
そして美しい画面・風景・調度品・・など。
http://www.cinematopics.com/cinema/works/output2.php?oid=6378

監督と脚本は野村恵一さん
主演は私の好きな俳優である栗塚旭さんと藤村志保さん。

少ない科白で静かに描かれた美しくも儚い映画ですね。
描かれているテーマは「嗤う伊右衛門」と根底は同じです。


「嗤う伊右衛門」と「20th Century Boy」

「嗤う伊右衛門」を観ました。
 蜷川幸雄監督 京極夏彦原作

本来原作が複雑なストーリーなので、それを映画にしている点
伏線等困難を極めているようでもありますが、
なかなかに良くできた作品です。

唐沢さんの演技が素晴らしいので、最後まで観れます。
しかしお岩さんと伊右衛門殿との心の変遷が伝わってこない等
ちょっと残念な部分もありますね。

しかし唐沢さんは素晴らしいです。
サロンパスのCMといい、笑わないで笑わせることができる良い役者ですね。
「20世紀少年」でも素晴らしいです。

因みに映画「20世紀少年」では、もちろんT-REXの「20th Century Boy」
が流れます・・・当然ですね 笑)
http://jp.youtube.com/watch?v=Ylww2dOW7fg&feature=related
かっこいい!! T-REXの名曲のひとつ
この押し出しとギターのうねり・・・う~んロックしています。
メロディーも良いですね。素晴らしい


「Together Again」 ライブハウス JIROKICHI

昨日は久々のライブハウス 百人はいれば立ち見で一杯・・。
しかし内容が凄かったです。
日本の誇るアメリカ在住ギタリスト山岸潤史さんと
彼の旧友で素晴らしいギタリスト塩次伸二さん
の「Together Again」というライブ行ってきました。
http://www.ss335.com/

他のメンバーは、小島良喜さんグランドピアノ
そしてベースは 江口弘史さん
ドラムは今をときめく最高のドラマーのひとり鶴谷智生さん

内容は凄すぎます!
山岸さんのソリッドな16のカッティング
塩次さんの柔らかでタイトなギターソロ
江口さんのベースは地を這うような安定した音色のベース
そして鶴谷さんの軽妙だけどぴたっとタイトに決まるショットの数々。
そしてそして小島さんの凄いソロ・・
歌バンじゃない、こういう仲間のときにしかこのソロは炸裂しません 笑)
とにかく小島さんはずうっと笑顔がで楽しそうに弾きまくり 
そして山岸さんと冗談の連発 笑)
まあ昔からの仲間ですしね・・・。

演奏中、山岸さん私の顔見つけて指差し笑い。
休憩で
「バンドやっとるんやって?」
「はい! お恥ずかしい」
「後でゆっくり話そう」

てなわけで演奏終わって打ち上げ参加
あの笑顔の小島さんも私の友人と知り合いなのでそばに来て
二言三言話しました。

あっという間に午前二時
朝から仕事なのでお先に失礼しました。
いやぁ~楽しかったです。

NHK「100年インタビュー」山田洋次監督

NHK「100年インタビュー」という番組があります。
これまで放送された中からベスト3ということで
市川団十郎、坂本龍一、山田洋次の三者の回が再放送されました。

私は山田氏の回を観ました。
山田監督が描く日本人像の変遷・・・それは家族という形態の変遷でもあり、
さらに何気ない日常を大切にする心と日々倹しく生きる庶民への温かいまなざし・・・。
その創作の原点は何かということを渡邊あゆみアナウンサーが尋ねていく番組でした。

90分の番組とはいえあっという間に過ぎていきます。
山田監督の返答を聞いていて、「ああっ やっぱりこう考えていたんだ
・・そうだと思っていたし、私も同様に思ってた・・・やっぱりね・・」
と頷いていました。

まず「男はつらいよ」の映画に関して、
そして私が山田洋次監督を「やっぱりこの方はちゃんとした人だったんだ・・」と思った映画「家族」への監督の視点・・
これらを順次聞いていきます。

戦後の貧しい時代、就職難・・・
そんな中で彼が東大法学部を出て、いろいろ就職活動の末、
なんとか松竹に入ったことは知っていました。

「そんなねぇ・・そのころ若いから日本映画とか観た事もないし。
映画といえばビスコンティーとかイタリア・フランス映画しか観ませんでしたしねぇ・・・
小津映画とか単に中産階級の日々の生活と娘の結婚などという、
カメラも動かないし、パーン無い、会話も暑いですね
とか言っているだけですし・・
当時はどこか良いのかまったくわからなかった・・
もちろんずっと後でその素晴らしさはわかったんですよ・・もちろん・・」

嗚呼そうだったんだ・・・と私
私も十代とかそのころ、テレビで(リアルタイムではない)小津作品とか
溝口健二作品とか、また「男はつらいよ」なども・・
観ててもどこが良いのかまったく理解できなかったものです。
アメリカ映画やフランス映画などの美しさとスタイリッシュなことに惹かれていたのは大概の若者と同様でした。

しかしあるとき一人の秀才である知人から小津安二郎映画の魅力を説かれ
そこから日本の古い映画を観まくった二十代後半でした。
だいたい他人に説かれて理解できたっていうのが・・私の能力の限界
をまざまざと思い知らされたことになるのですが・・・笑)
お恥ずかしい限りですね・・笑)

とそんなことを思いながら山田監督のインタビュー観ていました。

「でも海外で私の作品を観た人が小津の作品の色がある・・と指摘されて
ああ やっぱりそういうものかな・・それが伝統とかいうものなのか・・
と思いました」
と山田監督
そして
「あるとき黒沢監督の自宅に伺ったら、一人でじっと小津作品をテレビで観ている黒沢監督を見たんですよ・・」


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