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浜田省吾 「PROMISED LAND~約束の地」

浜田省吾 約束の地
「PROMISED LAND~約束の地」
は良いアルバムですね。

このアルバムで、それまでの試行錯誤というか自分のスタイルが
完成した・・・ということでしょう。
だからその流れを汲む、同様の・・
いわば延長戦とでも云うべき「J.Boy」だと思います。

ここで私の中では終わっています。

1曲目OCEAN BEAUTYの終わりから、
マイホームタウンに自然に繋がって行く所が良い。
ここが肝ですね。

イントロダクションとしてストリングスの「OCEAN BEAUTY」
フェイドアウトにかぶさるように、ドラムが力強く入ってくる・・。
だから、ここが肝だから、
最後の「僕と彼女と週末」にも「OCEAN BEAUTY」が使われます。
そして<
海の魚が浮いている・・死んでいることを話しますね・・・。

最初と最後に同じテーマを入れる、あるいは最初の曲を最後に短く入れて
フェイドアウトする。
またまたあるいは最初の曲を最後はピアノだけとかストリングスだけで
演奏してレコードの全てが終わる。

という手法は、数限りなくあり、枚挙に暇がありません。

ジャケットも核弾頭のごときものが空と海に飛び出ています。
(べつに浜田氏も腰に手を当てて立たなくてもよいと思いますが・・笑)
海が化学物質なり放射能によって汚染されていく・・・ということですね。
最後の曲でそのことを示しています。

ですから「OCEAN BEAUTY」
この曲は美しいですね。
イーグルス「ホテルカリフォルニア」収録の「Wasted Time (Reprise)」にそっくりなことは有名でありますが
それを差し置いても、やっぱりストリングスの曲は美しい。

そしてその美しさに対しての海の汚染・・
田園風景を破壊してのニュータウン・・・
しかし、人々やこのアルバムの主人公も、日々の暮らしや、恋の悩みで
過ごしていく・・・。
そういうことかもしれませんね・・・・。

約束の地・・・カナン・・・なのかな??。


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映画 「西陣の姉妹」

傑作映画 「乱れる」にてあまりに感動したので
そのような作品みたいなと思い・・何かないかなと・・
自分で録画してまだ見ていないものを探していたら
ありました・・「西陣の姉妹」1952年吉村公三郎監督作品 大映

時間がなくてそのままでしたが、やっと観ました。
いやぁ・・素晴らしい作品でした。
とにかく・・暗い・・内容が・・。
しかし静かな中に、三姉妹の情の美しさ、母の思い、番頭の誠実さ
妾の本家を思う礼節と義理・・・・
ひとの気持ちの美しさや哀しさが見事に描かれていて、落涙します。
素晴らしい・・。

舞台は、京都・・織物の西陣、全国的に知られた
老舗の織元「大森屋」が没落していく様を静かに描いた作品。
戦後の時代の移り変わり、世間の人の心の冷たさ、
しかし家族や番頭あるいは雑役夫たちの心のあたたかさ・・
それらを描きながら、最後に大森家の家屋も、解体され、
哀しくも庭の敷石までも債権者がはぎ取って行く。
屋敷跡だけが、ポツンと残っているのを見つめる次女役宮城由美子・・
彼女はひとり上を向いて歩き出す・・。

西陣の姉妹


大女優田中絹代が祇園の芸妓として出演しています。
亡くなった大森屋主人の妾という役ですが、流石に素晴らしい演技
ですね。
その所作ひとつひとつがなんともいえません。
ある場面で、お座敷の客である高利貸しに、啖呵を切る場面・・
いいですねぇ・・巧すぎ・・。

また52年ですから昭和二十七年ごろの京都の西陣あたりの町並みが
本当にロケで出ていますので、街の風情が楽しめます。

キャメラは宮川一夫さんですからこれがまた素晴らしいですし、
脚本は新藤兼人さんです。

西陣は先日京都市長の話によると
現在最盛期の3%にまで落ち込んでいるそうです。

この映画のころから一般の繊維は日本の基幹産業となり
すぐに繊維不況があったり、アメリカの対米輸出規制など
波乱混乱の道をたどるのですね・・。

吉村監督は映画は枠(フレーム)といったそうですが
そしてそのフレームに大女優が輝いています。
彼の作品は他には京都祇園の話「偽れる盛装」を私は観ています。
あとは「足摺岬」水上勉原作「越前竹人形」山崎豊子原作「女の勲章」などを観ています。
他にも有名作品多く、山本富士子「夜の河」川端康成原作「千羽鶴」など
たくさんありますね。

そうそう以前書きました、若尾文子、田宮二郎「その夜は忘れない」も吉村作品ですね。


映画 「乱れる」 成瀬巳喜男監督作品

「乱れる」 高峰秀子
テレビで映画「乱れる」を偶然見ました。
1964年東宝 成瀬巳喜男監督作品
高峰秀子 加山雄三の共演

しかしこの作品凄いですね・・・。
私はこれまで成瀬作品高峰主演では「浮雲」が
一般に最高傑作と云われていたので、そういうものかな・・
と思っていました。
しかし、私はこの「乱れる」のほうが素晴らしいと思います。
隙のない進行、出演者の心の動き・・それらが松山善三の脚本と
素晴らしいキャメラで捕らえられていきます。

なんといってもあの若大将の平和なボンボンとはがらりと違う
演技をしっかりとしている加山雄三が凄いですね。驚きます。
そしてやはり名優高峰秀子・・・文句無い素晴らしさ。
そのときどきの状況で見せる顔・表情・しぐさ・話し方の変化は
本当の女優としか言いようがありません。

最後のほうで故郷に帰る高峰秀子を送っていくため同じ列車に一昼夜
同行する場面・・・
この道行きが・・素晴らしい。
二人の数少ない科白・・・そしてしぐさ・・
どれをとってもなぜか涙が出てくる・・それほどの場面です。
それは、けして哀しいとか、美しいとか単にそういうことでは
表現できない落涙でした。
人間の気持ちとか、心は誰もわからないながら、
はたまた隠さなければならないものか・・・
いや上記説明では・・言葉にはできないですね・・・。

そして銀山温泉(私も行ったことがあるのですぐにロケ地がわかりました)
での場面
この突き放した結末とカタルシス・・・。
最後の最後の高峰秀子の表情・・これほど美しい高峰秀子さん・・
そしてまさに、ひとりの女としの表情・・・・
成瀬監督・・凄すぎますよ・・・この映画は・・・。


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