日本映画 「稲妻」
'52年日本映画「稲妻」を観ました。
以前、途中から早回しで概略のみ観てたものを
もう一度丁寧に観ました。

成瀬巳喜監督作品ですが、いつものごとく
お金や男女の関係が、裏路地の泥道の水溜りのごとく描かれています。
そして、その日々を連ねて、何も解決などは無く、なんだか哀しく切なく、
余韻のうちに終わるという・・・成瀬監督の世界ですね・・・。
出演女優や俳優がすこぶる素晴らしいので、引き込まれていきます。
高峰秀子 三浦光子 村田知栄子 中北千栄子 浦辺粂子 小沢栄太郎
根上淳 香川京子
バスガイドの高峰秀子、彼女は父違いの姉妹やその夫たちとのさまざまな生活での、
欲望に駆られた彼ら彼女らの人間性の厭らしさに愛想が尽きて、
一人で部屋を借りて生活するまでを描いている作品です。
家族やその周辺にいる人々と、対照的に描かれる新しいひとりの生活・・
そしてそこで出会う家主や隣の兄妹(清廉・可憐といえば香川京子)・・
その貧しいながらも、
お互いを気遣う人々・・そして兄妹の音楽を愛することで表される心根の高潔さに、
彼女の心の安寧が戻ってきます。
それは以前の生活のなかで、二階の下宿女性の、貧しいながらも
レコードを愛し、書物に囲まれた彼女の人品に
自分の理想を思ったこととして伏線が張られています。
なにか心温まるエンディングで、成瀬作品の傑作だと思います。
しかし・・タイトルが・・・・??
なんだか激しい恋愛ドラマかサスペンスのようなタイトルで、不思議です> 笑)
以前、途中から早回しで概略のみ観てたものを
もう一度丁寧に観ました。

成瀬巳喜監督作品ですが、いつものごとく
お金や男女の関係が、裏路地の泥道の水溜りのごとく描かれています。
そして、その日々を連ねて、何も解決などは無く、なんだか哀しく切なく、
余韻のうちに終わるという・・・成瀬監督の世界ですね・・・。
出演女優や俳優がすこぶる素晴らしいので、引き込まれていきます。
高峰秀子 三浦光子 村田知栄子 中北千栄子 浦辺粂子 小沢栄太郎
根上淳 香川京子
バスガイドの高峰秀子、彼女は父違いの姉妹やその夫たちとのさまざまな生活での、
欲望に駆られた彼ら彼女らの人間性の厭らしさに愛想が尽きて、
一人で部屋を借りて生活するまでを描いている作品です。
家族やその周辺にいる人々と、対照的に描かれる新しいひとりの生活・・
そしてそこで出会う家主や隣の兄妹(清廉・可憐といえば香川京子)・・
その貧しいながらも、
お互いを気遣う人々・・そして兄妹の音楽を愛することで表される心根の高潔さに、
彼女の心の安寧が戻ってきます。
それは以前の生活のなかで、二階の下宿女性の、貧しいながらも
レコードを愛し、書物に囲まれた彼女の人品に
自分の理想を思ったこととして伏線が張られています。
なにか心温まるエンディングで、成瀬作品の傑作だと思います。
しかし・・タイトルが・・・・??
なんだか激しい恋愛ドラマかサスペンスのようなタイトルで、不思議です> 笑)
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愛媛 佐田岬から宇和島 しまなみ海道
愛媛へ行ってきました
愛媛といえば・・たしかに みかん、そしてそれから作るPOMジュースですね 笑)
あとはタルト 瀬戸海のお魚・・鯛めし コレが絶品
とくに炊くほうじゃなくて、
ごはんに刺身を乗せて出汁をかける・・・これが美味しいです!!
それとじゃこ天・・です。
うどんも香川の隣県なので美味いです。

一日目は佐田岬
これが遠いです・・・。松山から遠い・・。
佐田岬半島先端にある、四国最西端の岬ですね。
九州の佐賀関半島と向かい合っています。
突端には佐田岬灯台がありここまで最後は歩きました。
実に美しい海と空を灯台の下から眺望しました。ありがたいことです。
そして宇和島に行き伊達美術館と宇和島城
これも素晴らしかったです。
とくに宇和島城はその石垣の石組みが美しかったですね。
二日目は松山で萬翠荘 松山藩主久松家の、たしか大正時代の洋館です。
左右対称の見事な建築の美しさ。
そして「坂の上の雲ミュージアム」と子規庵
若くして夭逝した子規の真情や如何に・・。
三日目は、しまなみ海道・・・美しいですね。
架橋のうつくしさはもとより、島影と瀬戸内海の落ち着いた美しさ・・
ありがたいことです。
とまあ・・そんなこんなで・・
軽井沢は駅とホテルの往復だけの日帰り取材仕事・・・疲れた・・。
とまあ 笑)そんなこんなで日が暮れて・・
愛媛といえば・・たしかに みかん、そしてそれから作るPOMジュースですね 笑)
あとはタルト 瀬戸海のお魚・・鯛めし コレが絶品
とくに炊くほうじゃなくて、
ごはんに刺身を乗せて出汁をかける・・・これが美味しいです!!
それとじゃこ天・・です。
うどんも香川の隣県なので美味いです。

一日目は佐田岬
これが遠いです・・・。松山から遠い・・。
佐田岬半島先端にある、四国最西端の岬ですね。
九州の佐賀関半島と向かい合っています。
突端には佐田岬灯台がありここまで最後は歩きました。
実に美しい海と空を灯台の下から眺望しました。ありがたいことです。
そして宇和島に行き伊達美術館と宇和島城
これも素晴らしかったです。
とくに宇和島城はその石垣の石組みが美しかったですね。
二日目は松山で萬翠荘 松山藩主久松家の、たしか大正時代の洋館です。
左右対称の見事な建築の美しさ。
そして「坂の上の雲ミュージアム」と子規庵
若くして夭逝した子規の真情や如何に・・。
三日目は、しまなみ海道・・・美しいですね。
架橋のうつくしさはもとより、島影と瀬戸内海の落ち着いた美しさ・・
ありがたいことです。
とまあ・・そんなこんなで・・
軽井沢は駅とホテルの往復だけの日帰り取材仕事・・・疲れた・・。
とまあ 笑)そんなこんなで日が暮れて・・
落語 「牡丹灯篭」 立川志の輔師匠
涼しい・・というか少し肌寒い日々・・
秋も深くなってきましたね・・
鹿の声もさびしく聞える秋です。っても鹿の声・・知らないのですが 笑)

先日テレビで、志の輔落語「牡丹灯篭」観ました。
実に良かったです。
怪談「牡丹灯篭」は明治期に、中国の古典をもとに
ときの大名人・・三遊亭円朝が練り上げたもの。
当時実に二十時間かけて高座にかけたという作品です。
ですからわれわれが知っているのは、その中の一部分。
基本的には「お露と萩原新三郎」「お札はがし」
あたりが、語られることがほとんどですね。
しかしこの有名場面までに、長い伏線と人物事件が織り成す、
複雑なストーリーがあります。
さらに新三郎亡き後も、玄関のお札をはがして、
お守りの金無垢の観音様を盗んだ伴蔵の話が続きます。
さらに、前半に登場した幸助という律儀な若者の敵討ちが
登場人物交錯の中で、成就するというお話・・・。
長いですよ・・・。
その長い話を志の輔さんが、人物交錯図を元に説明し
「お露と萩原新三郎」からさ以後まで聞かせるという・・
それでも長いのですが、笑)
しかしたいへんよくわかりました。
人間の業・・・男女の色恋と物欲の哀しさ・・のなかで
忠義や恋愛の一途な思いとはいかがなものであろうか?
というお話ですね・・・。
牡丹灯篭・・・たんなる怪談だけではなく、深い人間ドラマですね。
秋も深くなってきましたね・・
鹿の声もさびしく聞える秋です。っても鹿の声・・知らないのですが 笑)

先日テレビで、志の輔落語「牡丹灯篭」観ました。
実に良かったです。
怪談「牡丹灯篭」は明治期に、中国の古典をもとに
ときの大名人・・三遊亭円朝が練り上げたもの。
当時実に二十時間かけて高座にかけたという作品です。
ですからわれわれが知っているのは、その中の一部分。
基本的には「お露と萩原新三郎」「お札はがし」
あたりが、語られることがほとんどですね。
しかしこの有名場面までに、長い伏線と人物事件が織り成す、
複雑なストーリーがあります。
さらに新三郎亡き後も、玄関のお札をはがして、
お守りの金無垢の観音様を盗んだ伴蔵の話が続きます。
さらに、前半に登場した幸助という律儀な若者の敵討ちが
登場人物交錯の中で、成就するというお話・・・。
長いですよ・・・。
その長い話を志の輔さんが、人物交錯図を元に説明し
「お露と萩原新三郎」からさ以後まで聞かせるという・・
それでも長いのですが、笑)
しかしたいへんよくわかりました。
人間の業・・・男女の色恋と物欲の哀しさ・・のなかで
忠義や恋愛の一途な思いとはいかがなものであろうか?
というお話ですね・・・。
牡丹灯篭・・・たんなる怪談だけではなく、深い人間ドラマですね。
必殺シリーズ
最近、必殺仕事人Ⅲずっと観ています・・笑)
ほとんどのシリーズを好きで、「助け人走る」あたりも大好きです。笑)
緒方拳 林与一 山崎務 田村高廣 中谷一郎 伊吹吾郎・・
藤田まこと 三田村邦彦 中条きよし 鮎川いづみ(いずみ)
いやぁ・・役者ぞろいですばらしいですね。
それぞれのシリーズのエンディングテーマが良い曲だらけ・・
ほとんどシングルで集めました。
また挿入曲というかサントラも平尾正晃が良いです。
それではオープニングのナレーション 芥川隆行さんで・・
のさばる悪を何とする 天の裁きは待ってはおれぬ
この世の正義もあてにはならぬ 闇に裁いて仕置する
南無阿弥陀仏
一掛け二掛け三掛けて 仕掛けて殺して日が暮れて
橋の欄干腰下ろし 遥か向こうを眺むれば
この世はつらい事ばかり
片手に線香 花を持ち おっさん おっさん何処行くの
私は必殺仕事人・中村主水と申します
「それで今日は、何処のどいつを殺ってくれと仰るんで?」
いやはやよく練られた文章です。素晴らしいの一言・・。
(声:芥川隆行 セリフ:藤田まこと)

ほとんどのシリーズを好きで、「助け人走る」あたりも大好きです。笑)
緒方拳 林与一 山崎務 田村高廣 中谷一郎 伊吹吾郎・・
藤田まこと 三田村邦彦 中条きよし 鮎川いづみ(いずみ)
いやぁ・・役者ぞろいですばらしいですね。
それぞれのシリーズのエンディングテーマが良い曲だらけ・・
ほとんどシングルで集めました。
また挿入曲というかサントラも平尾正晃が良いです。
それではオープニングのナレーション 芥川隆行さんで・・
のさばる悪を何とする 天の裁きは待ってはおれぬ
この世の正義もあてにはならぬ 闇に裁いて仕置する
南無阿弥陀仏
一掛け二掛け三掛けて 仕掛けて殺して日が暮れて
橋の欄干腰下ろし 遥か向こうを眺むれば
この世はつらい事ばかり
片手に線香 花を持ち おっさん おっさん何処行くの
私は必殺仕事人・中村主水と申します
「それで今日は、何処のどいつを殺ってくれと仰るんで?」
いやはやよく練られた文章です。素晴らしいの一言・・。
(声:芥川隆行 セリフ:藤田まこと)
