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Cigar Bar&歌謡曲リクエストBar Sugar Town

映画「エターナル・サンシャイン」

エターナル
映画「エターナル・サンシャイン」観ました。
実に面白いし、切ない作品ですね。

恋愛というものの普遍的な姿・・必ず終わりが来る・・
そしてそのことを忘れようとラクーナ社という記憶消去会社への依頼
しかしひとはまた同じように出会い同じように破局を迎える・・。

作品中ラクーナ社の秘書がつぶやく言葉・・・
「忘却はよりよい前進を生む」(ニーチェ)
されど、人間は悲しいかな、やり直してもまた同じ道をたどるのではないか・・

「忘却とは忘れ去ることなり、忘れ得ずして忘却を誓う心の悲しさよ。」
と菊田一夫氏の言葉だったか・・
映画「君の名は」の冒頭ナレーション・・

また以前書きましたがアンドレモ―アの言葉
「忘却なくして幸福はありえない」

しかし、ひとは素敵な思い出は忘却したくないという欲望がある。

そんな映画ですね。
作品は、時間軸が素直にまっすぐ進んでいないので
非常に混乱します。
私は一回ともう一度早回しで確認しました。
そしてやっとほぼ理解しましたが、二~三点いまだ
合点のいかない点がないことはないです 笑)

しかしながらあのジムキャリーのほとんど笑顔の無い演技、
そして全体を覆う、冬の白さと灰色の虚無感・・
その中の男女の人間模様は、素晴らしいの一言です。

「マルコヴィッチの穴」を手がけた脚本家チャーリー・カウフマンが脚本・原案・製作総指揮
2004年公開アメリカ映画。
ミシェル・ゴンドリー監督作品


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映画「兄とその妹」

映画「兄とその妹」観ました
1939年作品
島津保次郎監督作品 松竹
一本気で誠実な主人公、佐分利信は会社で重役に気に入られ
囲碁の相手として頻繁に自宅に招かれている。
そして妹にその重役の息子だったかと縁談が持ち上がる・・

頭の良い妹は、兄が
「重役に取り入って、さらに縁談話では、兄が誤解される」
ことを恐れ、縁談を断る。
主人公、その妻、そして妹と三人暮らしの心温まる、お互いへの気遣い・・
そういう美しい映画です。
妹役の桑野通子の服装が、当時としてはとてもモダンで美しいシルエットです。
また家庭での三人の所作が、じつにきめ細かく描かれでおり。
さすが後年、小津や成瀬の松竹の家族映画ラインとなる、その先輩として島津の素晴らしさが出ていますね。

兄とその妹

由紀さおり& ピンクマルティ二「1969」

遅ればせながら由紀さおり嬢とジャズグループのピンクマルティ二とのコラボアルバム「1969」
アメリカジャズチャート1位獲得、そしてカナダヨーロッパで大ヒット!!
素晴らしい!!

私は歌謡曲の素晴らしさを以前より、自覚していました
また、由紀さおり嬢の歌声は童謡なども通じて素晴らしい
と思っていましたが、
このような形で世界に発信されたことは、音楽ファンとして
本当にうれしく思っています。
これは坂本九さんの「スキヤキ 上を向いて歩こう」が
全米シングルチャート第1位に輝いた以来の快挙!!

内容は、由紀さおりの大ヒット「夜明けのスキャット」は
もちろん素晴らしい曲であり、彼女の歌声も見事です。

(ここのところ三年ほど、私も頻繁にシングルレコードで聴いていました。
「生きがい」とともに・・二曲ともども最高のチューンです。)

他には69年にヒットした曲をカバーしているのですが
いずみたくと筒美京平二曲づつとなり、
やはりこの二人は名曲を書きますね。

「夜明けのスキャット」の導入部は、世界的ヒットである
サイモンとガーファンクルの「サウンドオブサイレンス」に似ているので、
アメリカで人気が出てもおかしくありません。

また「真夜中のボサ・ノバ」(ヒデとロザンナ)をカバーしているのが
渋い!! 
やりますね!!
この曲はB面だけど、マニアには人気のあった曲
そして
「いいじゃないの幸せならば」(佐良直美)も素敵です。

とにかく一曲を除いてすべて日本語で歌っているのが素晴らしいです。
1969.jpg

この企画という競演が偶然から始まったとこが良いです。
いわゆる意図されたものではない・・

ピンク・マルティニのリーダー、トーマス・ローダーデールが、
地元ポートランドの中古レコード店で由紀さおりのファーストアルバム
「夜明けのスキャット」(1969年発売)のアナログ盤を
偶然、そのジャケットの良さに引かれ購入、
聴いてみたら、由紀さおりの透明感のある歌声に魅了され、
ピンクマルティ二でカバーしたのがきっかけだそうです。

若いときはアメリカのロックソウルブルース
しか聴いていなかった私も
二十数歳のとき・・
「そうか歌謡曲って、ジャズ、ロックもブルースもソウルもポップも
すべて飲み込んで消化しているクロスオーバーなものなんだ」
と認識しました。そしてレコード中古で買い始めました。

だからトーマス・ローダーデールも自然と入っていったのでしょうね!!

由紀さおり「天使のスキット」も良い曲ですよ!! 笑)


マリオプーゾ原作 コッポラ監督作品  「ゴッドファーザー」三作

先日夜十一時から、テレビで、
「ゴッドファーザー」の1 2 3
一気に放映していました。

いやぁ~つい観てしまい・・・終わったら朝八時でした。 笑)
途中少し寝て飛ばしたとはいえ・・やはり素晴らしい作品ですね。
もう何度も・・三回くらいか・・観ています。飽きない作品です。

家族の愛情と憎しみ、仲間との欲望と裏切りのなかでの闘争、
そして社会のなかで生きていくための生業の維持拡大は、
どんな立場の、またどんな職業の人間にも当てはまる厳しい現実であることを
観ている人に問いかけてきます。

 でもそんなことは、初めて三十年以上も前に見たころは、まったくわからなかったですね。
自分がガキだったから・・笑)
ただのギャング映画だと思っていました・・・。

しかし、わたしも歳を重ね、社会のことが少しはわかるようになり、
この作品を何度か観ているうちに、その詳細部分の意味がだんだんわかってきて
膝をたたくこと幾たびか!! そうか・・そうだったのか・・って・・。

挿入音楽もテーマのみではなく、いろんな場面での曲が
本当に美しく、日本人の好みの物悲しいメロディーが奏でられます。
ニーノロータ凄いですね!! 「太陽がいっぱい」も彼の作品です。
名曲です!!

父と息子・・ヴィトー・コルレオーネからマイケル・コルレオーネへと物語りは移っていく。
その、時の経過と、写し絵のごとく過去と現在が交錯していくドラマ展開・・
素晴らしい叙事詩人間ドラマであります・・・・。

ゴッドファーザー

浜田省吾「センチメンタル・クリスマス」

去年年末シュガータウンで
まあ・・時節柄クリスマスソングかかっていました。
サザンの「クリスマス・ラブ (涙のあとには白い雪が降る)」
をシングルCD(基本的にアルバム未収録 ベストは別  これは名曲ですね素晴らしい)
でかけてくれたので、
浜田省吾の「センチメンタル・クリスマス」をリクエスト
これもシングルのB面でかけてもらいました。

悲しみは雪のように


さて、ちなみに
92年、このA面「悲しみは雪のように」
彼の最大のヒットシングルでチャート一位に輝きました。
テレビドラマのテーマソングでしたか・・
ドラマ見ていないので・・エンディングかオープンかは知りません・・笑)

といってもご存知のように原曲は、
その十年前82年発売のアルバム「愛の世代の前に」に収録されていたもの

もちろん、B面「センチメンタルクリスマス」も同アルバム収録
でかけたシングルレコードは82年発売のオリジナルシングル

この曲はドぅーワップスタイルで八分の六拍子タイプ゜の
私の好きな一曲ですね。
これはシングルのジャケットもなかなか良いですね。


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