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黒沢映画 「天国と地獄」

昨日 黒沢映画「天国と地獄」観ました。
この映画は二十数年ぶりに観ました。

靴の会社の社長権藤の息子と間違えられて、誘拐された運転手の息子。
しかし誘拐犯からの電話は、社長への現金3000万円の要求だった。
会社の中の支配権の争いに生き残る為、全財産5000万円をやっと用意した
権藤社長(三船敏郎)は、自分の社会的地位の抹殺か、運転手の子供ために
3000万支払うかを苦悩する。

犯人(山崎努)からの現金支払いの指示が有名ですね。
「厚さ七センチ以下のかばんに現金を入れて、特急第二こだまに乗れ」
「どこまで行くんだ?」
「乗ればわかるよ、権藤さん!」

当時営利誘拐の罪があまりにも軽いことへの社会的告発も兼ねた
第一級サスペンス映画の傑作。
三船・山崎・仲代等の凄い役者に加え
香川京子、木村功・・など・・枚挙に暇がない顔ぶれ。

電話の前に集まって、犯人からの声を聴くときの役者の立ち位置と顔の場所
素晴らしい構図・・・名監督だから当たり前でしょうけど・・。
素晴らしいですね。

貧しい医大インターン(無給医局員)役の山崎努氏は、
ほぼデビュー作と聞いています。

特急から犯人は現金をいかにして取るのか・・
グリコ森永事件でも使用された手口・・・。

丘の上の豪邸に住む権藤社長一家
その丘の上を見上げるようにドブ川のあばら屋下宿の犯人

浜田省吾の「丘の上の愛」にも使用されている
裕福=丘の上の邸宅  という記号は
連綿と使われていますね。
その昔、三○カードに「丘の上カード」というのもありました。

「丘の上の愛」の歌詞も、もとはイーグルスの「偽りの瞳」から
作られたものでしょうけど・・。
この言葉「丘の上」という記号を、強調した映画・・「天国と地獄」

それは「丘の上」と「ぼろアパート」という対比だけではなく、
権藤社長の他人の子供の誘拐に現金を差し出すことと、
その後の彼の破産をも示している
タイトルでしょうね。

モノクロの画面のなか、最後のあたりで
犯人が証拠隠滅の為、かばんを燃やすことにより
煙突からあがる煙のみピンクの色が強調される演出!・・

素晴らしいの一言・・傑作ですね。


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