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映画 「西陣の姉妹」

傑作映画 「乱れる」にてあまりに感動したので
そのような作品みたいなと思い・・何かないかなと・・
自分で録画してまだ見ていないものを探していたら
ありました・・「西陣の姉妹」1952年吉村公三郎監督作品 大映

時間がなくてそのままでしたが、やっと観ました。
いやぁ・・素晴らしい作品でした。
とにかく・・暗い・・内容が・・。
しかし静かな中に、三姉妹の情の美しさ、母の思い、番頭の誠実さ
妾の本家を思う礼節と義理・・・・
ひとの気持ちの美しさや哀しさが見事に描かれていて、落涙します。
素晴らしい・・。

舞台は、京都・・織物の西陣、全国的に知られた
老舗の織元「大森屋」が没落していく様を静かに描いた作品。
戦後の時代の移り変わり、世間の人の心の冷たさ、
しかし家族や番頭あるいは雑役夫たちの心のあたたかさ・・
それらを描きながら、最後に大森家の家屋も、解体され、
哀しくも庭の敷石までも債権者がはぎ取って行く。
屋敷跡だけが、ポツンと残っているのを見つめる次女役宮城由美子・・
彼女はひとり上を向いて歩き出す・・。

西陣の姉妹


大女優田中絹代が祇園の芸妓として出演しています。
亡くなった大森屋主人の妾という役ですが、流石に素晴らしい演技
ですね。
その所作ひとつひとつがなんともいえません。
ある場面で、お座敷の客である高利貸しに、啖呵を切る場面・・
いいですねぇ・・巧すぎ・・。

また52年ですから昭和二十七年ごろの京都の西陣あたりの町並みが
本当にロケで出ていますので、街の風情が楽しめます。

キャメラは宮川一夫さんですからこれがまた素晴らしいですし、
脚本は新藤兼人さんです。

西陣は先日京都市長の話によると
現在最盛期の3%にまで落ち込んでいるそうです。

この映画のころから一般の繊維は日本の基幹産業となり
すぐに繊維不況があったり、アメリカの対米輸出規制など
波乱混乱の道をたどるのですね・・。

吉村監督は映画は枠(フレーム)といったそうですが
そしてそのフレームに大女優が輝いています。
彼の作品は他には京都祇園の話「偽れる盛装」を私は観ています。
あとは「足摺岬」水上勉原作「越前竹人形」山崎豊子原作「女の勲章」などを観ています。
他にも有名作品多く、山本富士子「夜の河」川端康成原作「千羽鶴」など
たくさんありますね。

そうそう以前書きました、若尾文子、田宮二郎「その夜は忘れない」も吉村作品ですね。


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