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映画 「乱れ雲」

成瀬巳喜男監督の遺作 1967年作品
「乱れ雲」を観ました。 これも二回目・・。

通産省のエリートを夫に持つ司葉子は、海外赴任を前に
幸せの絶頂にいた。
しかし夫が交通事故で亡くなる。葬式に現れた加山雄三は
事故の犯人であることを彼女に告げ、謝罪する。
交通事故は不可抗力で、彼は無罪になったのだが・・・・

夫を交通事故で亡くした若い美貌の人妻と、
その加害者である青年との純愛を描いたメロドラマの傑作です。

これは以前書いた、同じく成瀬監督の「乱れる」となにか似ている部分を感じます。

それは、若い青年からの純粋な気持ちを、少し年上の女性が、
心の奥では受け止めているが、やはり頑なに拒否している。
その閉じた心が、ふと一瞬開くのですが、
急転直下哀しい結末となる・・
というとこです。

カラー作品でありますが、落ち着いた映像で、
十和田湖や青森あたりの観光地の映像も美しく、すばらしいです。
また司葉子の凛とした美しさが、
加山雄三のまっすぐな気持ちの青年役と対照的に
一段と際立っています。

司葉子さんは、こういった内に秘めた、
内性的で外には冷たい感じを出すときは絶品ですね。

成瀬監督は、原節子「驟雨」「めし」
      花柳章太郎  「歌行灯」
      田中絹代、山田五十鈴「流れる」
      高橋秀子 「浮雲」「乱れる」
など観ていますが、
この「乱れ雲」は、落ち着いた、しみじみと切ない映画です。
やはり名作です。

60年代の街の風情や、観光地のお土産屋さん、喫茶店の佇まいに
懐かしい色合いが出ていて、それもなかなか興味深いですね。
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